愛と感謝、思いやりと健康が一番!
癌、膠原病、慢性疾患、精神疾患、をまったく害のない方法で癒して、人生に夢と希望をもっていただきたい。
『当たり前のことなんて、何一つない』
『当たり前のことなんて、何一つない』
  
「いってきます」玄関の戸が閉まったとたん、その場にしゃがみこんだ。

体力自慢の夫が体の不調を訴え、軽い気持ちで受けにいった検査で難病が発見され、

緊急入院したのは半年前のことだった。

いったい夫はどうなるの?私たち家族はどうなるの?

当たり前にこのまま続くと思っていた毎日が、突然音をたてて止まった。

自分のよく見なれた世界から突然空気の薄い別の世界に、

いきなりぽつんと置かれたような心細さ、苦しさが襲ってきた。

それからの半年は、
自分が家族の前で笑顔でいることだけに神経をそそいだ。

夜は心細さに足が震えだして眠れなくても、
会社では普通に働き、子供を送り迎えし、食事を作った。

子供をだっこしているふりをして、本当は自分が子供にしがみついていることで、
なんとか正気を保っているような状態だった。

そんな日々のなかで、夫が退院。

自宅療養の時期をすごし、少しずつ普通の生活が送れるようになった。

以前は大嫌いだった、混んだスーパーでの日曜日の買い物にふたたび家族揃って出かけられた日、

車に戻る駐車場で排気ガスに巻かれながら、ありがたさに涙が出て止まらなかった。

「高速道路の運転がしんどい」と、

運転ができなくなっていた夫がふたたびハンドルを握って長距離を運転した日は、

後部座席に子供と座っていられる自分がありがたくて泣けた。

そしてついに夫が復職する日が来た。

朝起きて、スーツに着替え、会社に行く。

当たり前だと思っていた光景。

その姿に感謝して泣く日が来ますよ、と占い師に言われても、決して信じなかった。

でも実際、夫が会社に出掛けたとたん、私はその場にしゃがみこんでしまった。

人生で当たり前のことなんて、何一つない。

たとえば仕事に行けること、
子供が無事に学校から帰ってくること。
すべてが人生の一大事。

当たり前なんて考えてしまったら、もったいなさすぎて罰があたる。

毎日、毎日が神さまからの贈り物。奇跡の繰り返しだ。

失ってから「そういえば、毎日贈り物が届いていたんだ」なんて気がつくなんてもったいない。

自分がいったい毎日どれだけ贈り物を受け取っているのか、
ちゃんとわかっていれば、それだけで感謝の気持ちがあふれてくる。

「当たり前」なんて、どこにもないのだから。

『大切なことに気づく24の物語』より 






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